
「外食したいけど、うちの子まだ1歳だし…」と不安に感じていませんか?
ぐずったり、食べなかったり、周囲に迷惑をかけてしまわないか心配になりますよね。
でも、ちょっとした工夫と準備をするだけで、1歳児との外食はぐっとラクになります。
この記事では、外食を楽しい時間に変えるためのコツや、おすすめのお店、子どもが食べられるメニュー、暇つぶしグッズまでしっかり解説します。
目次
1歳児との外食は大変

長時間じっとしていられない
1歳児はまだ集中力が続かないため、外食中にじっと座っているのが苦手です。
周囲に興味が向いて立ち上がろうとしたり、店内を歩きたがることもあります。
とくに見慣れない空間では刺激が多く、落ち着いて食事どころではない、ということもよくあります。
親のストレスも大きくなりやすい
子どもが泣いたり騒いだりすると、まわりの目が気になってしまい、親も落ち着けません。
料理がなかなか運ばれてこないと子どもが不機嫌になり、親は食べるどころではなくなります。
こうした経験から「やっぱり外食は無理かも…」と思ってしまう家庭も少なくありません。
子連れ歓迎のお店を選べば不安が減る

ファミレスや回転寿司が安心
1歳児との外食に慣れていないうちは、子連れに配慮されたチェーン店を選ぶのが安心です。
特にファミリーレストランや回転寿司は、ベビーチェアやキッズメニュー、子ども向けのサービスが充実している店舗が多く、親子ともに過ごしやすい空間が整っています。
例えば「ガスト」や「ココス」などのファミレスは、子ども用メニューが豊富で、取り分けしやすい料理も多く用意されています。
「スシロー」や「くら寿司」などの回転寿司チェーンも、子どもが飽きずに過ごせる工夫がされており、食事がスムーズに運ぶ傾向があります。
事前に確認したい設備やサービス
お店を選ぶときは、以下のようなポイントを事前にチェックしておくと、当日のストレスがぐっと減ります。
- ベビーチェアやキッズチェアの有無
- 子ども用の食器やスプーンが用意されているか
- おむつ替えスペースの有無
- メニューにアレルゲン表示があるか
- 禁煙・分煙の対応状況
最近では、お店の公式サイトや口コミサイトで設備の情報を確認できる場合が多いので、初めて行くお店の場合は事前リサーチをおすすめします。
1歳児に何を食べさせる?メニュー選びと取り分けのコツ

月齢ごとの食べられるものの目安
1歳といっても、月齢や発達の違いによって食べられるものは少しずつ変わります。
以下に、月齢別の食べられる食材の一例をまとめました。お子さんの様子に合わせて選んであげましょう。
月齢 | 食べやすいものの例 |
---|---|
12〜13ヶ月 | やわらかい白ごはん、煮野菜、バナナ、うどん、豆腐 |
14〜15ヶ月 | やわらかい鶏肉や白身魚、蒸しパン、軟らかい卵焼き |
16ヶ月〜 | チャーハンやカレーの具(ルウは薄め)、ハンバーグ、パン |
外食では味付けが濃いことが多いため、「薄味・やわらかめ」を意識して、必要に応じて取り分けの工夫をしましょう。
外食での取り分けアイデアと注意点
外食先で親のメニューから取り分けるのは、コストを抑えるうえでも便利です。
ただし、以下の点には注意が必要です。
- 熱い料理は冷ましてから与える
- 濃い味のソースは取り除くか、薄める
- 大きな具材は小さくカットする
- お刺身・生もの・辛い物は避ける
持参できる場合は、子ども用スプーンやフォーク、取り分け用の小皿があると安心です。
また、離乳食後期〜完了期の子は「食べ慣れたおにぎり」や「ベビーフード」を持って行くのも選択肢のひとつです。
1歳児の外食中の暇つぶし・ぐずり対策

おすすめの暇つぶしグッズ
食事が運ばれてくるまでの待ち時間や、食後の退屈な時間は、1歳児にとってはとても長く感じられます。
そんなときは、ぐずりを防ぐための“暇つぶしグッズ”を用意しておくのがおすすめです。
- シールブック:静かに遊べてテーブルでも使える
- ミニ絵本:お気に入りの一冊があると安心
- 音の出ないおもちゃ:周囲に配慮しながら遊べる
- お絵かきボード:繰り返し描けてコンパクト
あらかじめ子どもに「お店ではこのおもちゃで遊ぼうね」と伝えておくと、安心して外食に臨めるようになります。
親の関わり方で変わる子どもの様子
子どもは親の反応に敏感です。
外食中も、子どもの行動に対して「うるさい!」と叱るのではなく、気をそらせるような声かけが効果的です。
例えば「このスプーン何色かな?」「パパと同じごはんだね」など、ちょっとした会話で子どもの注意が逸れ、落ち着いてくれることもあります。
また、スマホで動画を見せる方法もありますが、音量や時間には注意し、依存しすぎないように使いましょう。
外食で気をつけたい!1歳児の食事マナーと安全面

1歳からでも始められる簡単なマナー
1歳児に完璧なマナーを求める必要はありませんが、食事の基本を少しずつ教えていくことは大切です。
まずは「いただきます」「ごちそうさま」を一緒に言う習慣をつけることから始めましょう。
スプーンやフォークを手に持たせてみる、座って食べる習慣をつけるといった、小さな積み重ねが“食事=楽しい時間”という感覚を育ててくれます。
誤飲・アレルギー・姿勢などの注意点
1歳児との外食で特に注意したいのが「安全面」です。以下の点を意識しておくと安心です。
- 誤飲の防止:大きすぎる具材、硬い食材は避け、小さくカットして与える
- アレルギー対策:初めて食べる食材は避け、アレルゲン表示を必ず確認
- 食事の姿勢:ぐらつかない椅子にしっかり座らせる。抱っこしながらの食事はなるべく避ける
また、喉につまらせやすい食材(ミニトマト、もち、ピーナッツなど)は、1歳児には不向きです。
口の中に食べ物を入れすぎていないかを時々確認することも大切です。
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