
子どもがスプーンを使って食べる姿は、成長を感じられる嬉しい瞬間ですよね。
でも「いつから練習すればいいの?」「うまくできないけど大丈夫?」と悩むパパママも多いはず。
本記事では、スプーン練習の開始時期やおすすめの進め方、失敗しないコツをわかりやすく紹介します。
目次
スプーン練習はいつから始めるべき?月齢の目安と発達の違い

生後9ヶ月〜1歳が始めどき!その理由とは
赤ちゃんがスプーンに興味を示すのは、生後9〜11ヶ月ごろが一般的です。
この時期は離乳食中期〜後期にあたり、食べ物への関心が高まります。手づかみ食べの延長で、スプーンにも興味を持つようになります。
月齢の目安 | 赤ちゃんの様子 | スプーン練習のポイント |
---|---|---|
6〜8ヶ月 | 口に運ばれた物を受け取る | 親がスプーンで食べさせる |
9〜11ヶ月 | 手で食べたがる、自分で持ちたがる | 練習用スプーンを握らせる |
12ヶ月以降 | 手づかみ+スプーンで食べようとする | 手助けしながら練習を継続 |
焦らず、興味が出てきたタイミングで始めるのがコツです。
1歳半でスプーンが使えないのは遅い?焦らなくてOKな理由
「うちの子は1歳半だけどまだ上手に使えない…」
そんな心配はよくありますが、1歳半で使えないのは珍しくありません。
発達のスピードには大きな個人差があり、1歳半でもまだ手づかみ中心の子も多いです。
特に、食事の場が楽しくないと感じると、スプーンに興味を持ちにくくなることもあります。
親が焦らず、「できた!」を一緒に喜ぶことがやる気につながります。
まずは「スプーンに慣れること」が目的と考えて、少しずつ進めていきましょう。
スプーン練習のやり方とコツ

赤ちゃんのスプーン練習の進め方
スプーン練習は「自分でやりたい!」という気持ちを育てることが大切です。
始めのうちはうまくいかなくて当たり前。大人が手助けしながら少しずつステップアップしましょう。
基本の進め方の流れは以下の通りです。
- まずはスプーンを持たせてみる(最初は遊ぶだけでもOK)
- 親が手を添えて一緒に食べる
- 少しずつ自分で口まで運ばせてみる
- 「自分でできた!」体験をたくさん積ませる
「スプーンで食べる=楽しい!」と感じてもらうことが第一歩です。
1歳で自分で食べる練習を始めるには?
1歳を過ぎたら、意識的に「自分で食べる時間」を作ることが大切です。
スプーン練習におすすめの方法をいくつか紹介します。
- 両手にスプーンを持たせる:1本は遊び用、もう1本で食べさせる
- すくいやすい料理を選ぶ:とろみがあってまとまりのあるメニューを
- 成功体験をほめる:「すごいね!」の声かけでモチベーションアップ
はじめから完璧に食べさせる必要はありません。
大人が口まで運んだり、途中で交代しながら「練習の場」を積み重ねていきましょう。
スプーンがうまく使えない時の対処法

スプーンを遊んでしまうときの対応
スプーンで遊ぶ、投げる、机を叩く…。
「ちゃんと食べて!」と注意したくなりますが、実はこれも発達の一環です。
赤ちゃんにとってスプーンは「初めての道具」。
おもちゃのように扱うのは自然なことなのです。
大切なのは、「食事の時間」と「遊びの時間」を明確に分けること。
- スプーンで遊び始めたら、一度食事を中断する
- 「食べるときはごはんに集中しようね」と声をかける
- 遊びたい時は、食後におもちゃを使って遊ばせる
繰り返すことで「ごはんの時間=食べる時間」と少しずつ理解していきます。
どうしてもスプーンに集中できない場合は、手づかみ食べを併用しながら、スプーンへの意欲が高まるのを待つのも一つの方法です。
おすすめのスプーンと持ち方の練習方法

赤ちゃんにおすすめのスプーンの特徴3選
スプーンの選び方ひとつで、練習のしやすさが大きく変わります。
月齢や発達に合わせたスプーンを使うことで、「すくいやすい」「口に入れやすい」という成功体験が増えます。
以下に、はじめてのスプーンにおすすめのタイプを3つ紹介します。
- シリコン製の短めスプーン:やわらかく安全。口あたりもやさしい。
- 持ち手が太くて握りやすいスプーン:手先の力が弱くても持ちやすい。
- 角度付きスプーン:自分ですくって口に運びやすい形状。
最初は「持つだけ」でもOK。
自分専用のスプーンがあることで、赤ちゃんの「やってみたい!」気持ちを引き出すことができます。
ちなみに我が家では下記のスプーンを使ってます!!
スプーンの正しい持ち方はいつから教える?
スプーンの「正しい持ち方(えんぴつ持ち)」は、2歳半〜3歳ごろが目安です。
1歳〜2歳ごろは「わしづかみ」や「にぎり持ち」でOK。
この時期は、「食事に集中できるか」「自分で食べようとするか」の方が大切です。
正しい持ち方の練習を始めるタイミングの目安は次の通りです。
- 指先の力がついてきた
- 鉛筆やクレヨンを持ちたがる
- 細かい動作に興味を持ち始めた
焦って矯正するよりも、「どうやったらうまく食べられるかな?」と子どもと一緒に試す姿勢が大切です。
スプーン練習に適したメニューとは?

こぼれにくくてすくいやすい練習メニュー例
スプーン練習をスムーズに進めるには、食材の形や固さも重要です。
とろみがあり、まとまりのあるメニューはすくいやすく、こぼれにくいのが特徴です。
おすすめのメニューを以下に紹介します。
- マッシュポテト・かぼちゃペースト
- ヨーグルト・とろみのあるスープ
- おかゆ・リゾット・軟飯
- つぶしたバナナ・さつまいもスティック
スプーンにしっかり乗り、離乳食の粘度に近いものから始めると失敗しにくくなります。
すくいやすい食器を使うことも大切です。
離乳食後期〜完了期におすすめの食材
スプーン練習は、離乳食後期(9〜11ヶ月)から完了期(12〜18ヶ月)にかけてが本格スタートの時期です。
この時期にぴったりの食材は以下のようなものがあります。
食材 | 調理ポイント |
---|---|
じゃがいも・かぼちゃ | やわらかくゆでてマッシュ状に |
豆腐・白身魚 | 崩れにくいように片栗粉でとろみをつける |
ヨーグルト・プリン | すくいやすく、口当たりも良い |
うどん・軟飯 | 短くカットして食べやすくする |
スプーン練習中は、「すくえる」「口まで運べる」「食べやすい」三拍子がそろったメニューを選ぶのがポイントです。
スプーン練習の汚れ対策・便利グッズ

床や服を汚さないためのアイデア
スプーン練習で避けて通れないのが「食べこぼし」。
でも、工夫次第でストレスを減らすことができます。
おすすめの汚れ対策アイデアは以下の通りです。
- シリコンタイプのエプロン:服の汚れを最小限に
- シリコン製マット:食器がすべりにくく、床も守れる
- 床にレジャーシートや新聞紙を敷く:後片付けがラク
「汚れてもいい環境」を作っておくと、親も気持ちに余裕ができ、子どもものびのびと練習できます。
シリコンタイプのお食事エプロンは必須アイテムです!
トレーニング用の便利なアイテム紹介
スプーン練習をサポートするアイテムはたくさんあります。
使いやすい道具を選ぶことで、食べる意欲もアップします。
特におすすめなのは以下の3つ。
- 吸盤付きのプレート:テーブルに固定でき、ひっくり返らない
- くぼみが深めのボウル:すくいやすく、こぼれにくい
- 練習用スプーンセット:口に入りやすく、握りやすいデザイン
「道具を変えたら上手にできるようになった」という声も多く、練習がスムーズになる大きな助けになります。
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