
1歳になると、子どもの手先が器用になり、遊びの幅も広がってきます。そんな時期にぴったりなのが「シール遊び」です。シールを貼ったりはがしたりするシンプルな動作の中には、子どもの成長を促すたくさんの学びが詰まっています。この記事では、1歳児にシール遊びを取り入れるメリットやおすすめの遊び方、安全面での注意点までをわかりやすく解説します。
目次
1歳児のシール遊びのねらいとは?

シール遊びが育む手先の器用さ
1歳頃になると、指先を使った細かな動作が少しずつできるようになります。シール遊びは、シールをつまむ・はがす・貼るという一連の動きで、手先の筋肉を自然に鍛えることができます。
将来的にスプーンや箸を使う、ボタンを留めるといった生活動作の基礎づくりにもつながります。
シール遊びで認識力と集中力を高める
「これはどこに貼ろう?」
「どのシールにしようかな?」
と、考える過程は、子どもの認識力や判断力を育てる良い刺激になります。また、同じ動作を何度も繰り返すことで集中力も自然と高まっていきます。
短時間でも毎日の習慣として取り入れることで、その効果をより実感しやすくなります。
1歳児におすすめのシール遊び

親子で楽しめるシール遊びの例
1歳児には、まだ貼る場所が自由な「フリースタイル」のシール遊びがおすすめです。
画用紙に自由に貼ったり、冷蔵庫やホワイトボードに貼ったりするだけでも十分楽しめます。シールを一緒に選んで「どこに貼ろうか?」と声かけをすることで、自然と親子のコミュニケーションも深まり、遊びの中で言葉のやり取りも増えていきます。
1歳児向けシールブックの選び方
1歳児には、大きめで厚手のシールが使われたブックがおすすめです。はがしやすく、貼る場所が決まっていないタイプ(自由貼り)なら、初めての子でも気軽に取り組めます。
興味を引きやすい「アンパンマン」や「動物」「食べ物」などのイラスト入りブックは、視覚的にも楽しく、飽きずに遊べます。
1歳児がシールを食べてしまう問題への対策

シールの素材選びのポイント
1歳児はまだなんでも口に入れてしまう時期。誤ってシールを食べてしまうリスクもあります。
シール遊びを取り入れる際は、誤飲しにくい大きさのものや、食品グレードの安全な素材でできたシールを選びましょう。
中には「誤飲防止サイズ」「口に入れても安全」と明記されたシールもあるので、パッケージの表示を確認することが大切です。
シールを使う際の安全な遊び方
遊ぶときは必ず親がそばにいて、見守ることが大前提です。
シールを貼る場所も、目が届きやすいテーブルやプレイマットの上に限定するのが安心。遊び終わったらシールを放置せず、必ず片付けましょう。
慣れるまでは、1枚ずつ親が渡してあげると誤飲のリスクが減ります。
1歳半でシール貼りができない場合のサポート方法

シール遊びがうまくできない原因
1歳半になっても、うまくシールを貼れない子も珍しくありません。
これは手指の筋力や器用さの発達に個人差があるためで、決して「遅れている」わけではありません。
特に第一子の場合、比較対象がいないため不安になりがちですが、焦らず見守ることが大切です。
シール遊びを楽しむための工夫とサポート
まだ上手にできない場合は、大人がシールの端を少しめくってあげると、子どもがつまみやすくなります。
また、大きめの丸シールや、厚みのある立体シールを使うことで扱いやすくなります。最初は親と一緒に貼ってみて、「できたね!」とたくさん褒めてあげることで、遊びへの自信も育まれます。
人気のシールブック紹介|1歳児向けおすすめアイテム
アンパンマンのシールブック
アンパンマンのシールブックは、1歳児向けの定番アイテム。登場キャラクターが多く、色使いも鮮やかで、視覚的にも楽しめる作りになっています。
ページごとに貼るテーマがあるものや、何度でも貼ってはがせるタイプもあり、飽きずに長く遊べます。
食べ物や動物のシールブック
身近なモチーフで構成された「食べ物」や「動物」のシールブックも人気です。特に、バナナやいちご、ライオンやうさぎなど、子どもが知っているものだと、さらに興味を持って取り組んでくれます。
言葉の習得や名前を覚えるきっかけにもなり、知育効果も期待できます。
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