赤ちゃんの家の中の安全対策5選

守る

赤ちゃんがハイハイやつかまり立ちを始めると、家の中は一気に「危険がいっぱいの場所」に変わります。

今まで気にしていなかったところが、いつの間にか事故のきっかけに…。

特に1歳前後の赤ちゃんは、目に映るものすべてが気になって仕方がないお年ごろ。
けれど「やめて!」「危ないよ!」と毎回声をかけるだけでは防げないこともたくさんあります。

そこで今回は、赤ちゃんがいる家庭で気をつけたい「家の中の危険ポイント」と、その対策を5つに分けてご紹介します。

なるべく手軽にできて、安心につながる工夫ばかりなので、今日から取り入れてみてくださいね。

階段|いつの間にか近づいててヒヤッ!

想定される事故

つかまり立ちや歩き始めたばかりの赤ちゃんにとって、階段はとても魅力的な場所。

「上ってみたい」「下りてみたい」という好奇心が芽生える時期でもあり、気づいたら階段の上に立っていた…なんてことも。

でも、段差の感覚がまだ身についていない赤ちゃんにとって、階段はとても危険。
万が一転げ落ちてしまうと、頭や顔をぶつけて大けがにつながることもあります。

対策|ベビーゲートでしっかりブロック

階段の上下にはベビーゲートを設置して、赤ちゃんが近づけないようにしましょう。

おすすめは「ダブルロック式」で、赤ちゃんには開けられず、大人が片手で操作できるタイプです。

つっぱり式なら壁に穴を開けずに取り付けできるので、賃貸でも安心。

特に階段上は落下の危険が高いため、開閉方向が一方通行のタイプや、自動で閉まるゲートも便利です。

また、階段周辺におもちゃやマットなどつまずく原因になりそうなものを置かないようにし、
赤ちゃんが興味を持たないように視界から隠す工夫も効果的ですよ。

ベビーゲートについてはこちらのの記事でまとめていますので、ぜひご覧ください。

ベッド|ちょっと目を離したすきにゴロン…

想定される事故

寝返りやずりばいができるようになると、赤ちゃんの動きはどんどん活発に。

「まだ寝てるだろう」と思って目を離したすきに、ベッドの端まで移動してそのまま落下…というケースも少なくありません。

大人用ベッドは高さがあるため、頭を打ったり顔をぶつけたりするリスクも大きく、
場合によっては大きなけがにつながることもあります。

対策|ガードをつけるか、お布団にする

赤ちゃんをベッドで寝かせるなら、ベッドガードをしっかりと取り付けて転落を防ぎましょう。

ただし、ガードとマットレスの間に隙間ができると、そこに体が挟まってしまう危険もあるので要注意。

もし可能であれば、床にお布団を敷いて寝かせるスタイルがおすすめです。
落ちる心配がなく、夜中の授乳やおむつ替えもしやすくなります。

また、ベッドの周りにクッションマットやジョイントマットを敷いておくと、
万が一落ちてしまったときの衝撃をやわらげてくれます。

ベッドの転落防止についてはこちらの記事にまとめていますので、ご覧ください。

窓・ベランダ|ちょっとした好奇心が大きな事故に

想定される事故

赤ちゃんが部屋の中を自由に動き回れるようになると、思いがけないところに近づくようになります。
窓やベランダもそのひとつで、家具やおもちゃを足がかりにして、のぼってしまうことも。

特に2階以上の窓やベランダでは、誤って外に落ちてしまうと命に関わる大事故になりかねません。
「ちょっとだから大丈夫」と思っていたすきに…という事例は少なくないのです。

対策|視界と動線を工夫して、近づけない

まずは窓やベランダの前に足場になるものを置かないことが基本。

ローテーブル、収納棚、ソファなどは赤ちゃんにとって「階段のようなもの」。近づくきっかけを作らないようにしましょう。

さらに、転落防止ネット内側の簡易柵を取り付けることで、万が一手が伸びても物理的にブロックできます。

開閉式の窓にはチャイルドロック付きの鍵を使うと安心です。

カーテンで窓を隠しておくだけでも、赤ちゃんの興味をひきにくくなるので、
視界の工夫も安全対策のひとつとして取り入れてみてくださいね。

こちらの記事で転落防止の対策について詳しくまとめています。

ドア指はさみ|「バタン!」と一緒に泣き声が…

想定される事故

赤ちゃんは音のするものや動くものが大好き。

ドアの開け閉めに興味を持つ子も多く、ちょっとした拍子に手を出してしまうことがあります。

そんなときにドアが閉まってしまうと、指を挟んでしまう危険があります。

骨折や出血などの大きなけがにつながることもあり、特に蝶番側は注意が必要です。

対策|小さな工夫で、大きなケガを防ぐ

指はさみ防止グッズを使えば、手軽に対策できます。

おすすめは、蝶番側に取り付けて指を挟みにくくするドアガードです。

引き戸タイプのドアも油断できません。
スライド式のロックやクッション材などを活用して、動きを制限すると安心です。

赤ちゃんがドアに手を出せないように、遊ぶ場所とドアの動線をできるだけ分けておくのも効果的ですよ。

こちらの記事で詳しくまとめていますのでご覧ください。

転倒対策|ヨチヨチ歩きは転ぶのが仕事?

想定される事故

歩き始めたばかりの赤ちゃんは、まだ足元がおぼつかず、ふらふらとよく転びます。

小さな転倒でも、フローリングなどの硬い床では頭や顔をぶつけてしまい、たんこぶや出血などのケガにつながることも。

また、転んだ先に家具の角やおもちゃがあると、予想以上に大きなケガをしてしまうこともあるので、事前の環境づくりがとても大切です。

対策|やわらかい床と安全な配置で見守る

まず取り入れたいのが、ジョイントマット厚手のプレイマット

床にクッション性を持たせるだけで、転倒時の衝撃をかなりやわらげることができます。

また、テーブルや収納棚などの角にはコーナーガードをつけておきましょう。

丸くて柔らかい素材のものを選ぶと、見た目も自然で安心です。

家具の配置を見直して、赤ちゃんの動線を広くとるのも大切なポイント。

「ぶつかりそうなものは近くに置かない」というだけでも、転倒によるケガのリスクを減らせますよ。

こちらの記事でおすすめのプレイマットや選び方を紹介していますのでぜひご覧ください。

まとめ|安全な環境づくりは少しずつで大丈夫

赤ちゃんのいる暮らしでは、どんな場所にも小さな危険が潜んでいます。

でも、最初からすべてを完璧にしようとしなくても大丈夫。

大切なのは、赤ちゃんの成長や行動の変化に合わせて、「今必要な対策」を少しずつ取り入れていくことです。

今回ご紹介した5つのポイントは、どれも身近な場所ばかり。

まずは気になるところから始めて、家の中に安心できるスペースを増やしていきましょう。

安全対策は「やりすぎかな?」くらいがちょうどいいもの。
大人が安心できる環境こそ、赤ちゃんにとっても心地よい空間になります。

焦らず、ゆっくり、できることから。
毎日の子育てが、少しでも安心で穏やかなものになりますように。

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