
砂遊びは、子どもの感覚や想像力を育てる定番の外遊びです。
では、いつから始めるのが安全なのでしょうか?
この記事では、赤ちゃんや1歳児が砂遊びを始める時期の目安と注意点、服装や持ち物、室内で楽しめる代替アイデアまでをやさしく解説します。
遊びを楽しみながら、しっかりと安全対策もできるようになりますよ。
砂遊びは何歳から始める?

赤ちゃんが砂を食べてしまうリスクに注意
赤ちゃん期は、なんでも口に入れてしまう時期。
特に生後6〜10か月頃は、砂を誤って食べてしまう可能性が高いため、まだ本格的な砂遊びは控えた方が安心です。
少し触らせてみて、どんな反応かを見る程度からスタートしましょう。
砂場遊びの「狙い」と育ちにいい理由
砂遊びは、子どもの手先の発達や五感の刺激、想像力の育成にぴったりの遊びです。
砂の感触を味わう、バケツに入れる、型で抜くなど、自然と集中力も育まれます。
遊びながら学べる遊びのひとつです。
1歳からスタートするなら気をつけたいこと
1歳頃から砂遊びを始める家庭も多いです。ただし、まだ誤飲や転倒の危険があるため、保護者の見守りは必須。
遊ぶ時間は短めにして、疲れたらすぐ休憩。衛生面にも気をつけ、終わった後の手洗い・足洗いもセットで覚えさせましょう。
年齢別!砂遊びの遊び方の変化
年齢 | 遊びの特徴 |
---|---|
10か月〜1歳 | 手で砂を握ったり、感触を確かめる。まだ道具は使わない。 |
1歳〜2歳 | シャベルやカップを使い始める。繰り返し遊びがメイン。 |
2歳〜3歳 | 山を作ったり型抜きをするなど、創造的な遊びが増える。 |
3歳以降 | ごっこ遊びや友達とのやりとりも楽しむようになる。 |
砂遊びに適した服装と持ち物は?

服が汚れにくい「砂場着」や「プレイウェア」がおすすめ
砂遊びでは、服がびっしょり濡れたり砂まみれになることも多いです。
そんなときに便利なのが「プレイウェア(砂場着)」です。
保育園でも使われている撥水タイプなら、服の上からサッと着るだけで準備完了。
袖口と裾が絞ってあるデザインなら、砂も入りにくくて安心です。
「砂場着いらない派」なら汚れてもOKな服で代用
毎回プレイウェアを用意するのは面倒…という方は、洗いやすくて汚れても気にならない服でOK。
トップスはシンプルな長袖Tシャツ、ズボンは裾をまくりやすいものが便利です。
肌が出すぎると日焼けや虫刺されが気になるので、春〜秋は薄手の長袖がちょうどよいです。
持って行くと安心な持ち物リスト
- 着替え一式(シャツ・ズボン・靴下)
- ウェットティッシュ or おしりふき
- レジャーシート(親が座る用)
- ミニタオル・日焼け止め・帽子
- 砂が落とせるミニブラシ or ペットボトルの水
- 遊び道具(スコップ・バケツなど)
100均のバケツやスコップで十分楽しめます。遊んだあとは、車や家に砂を持ち込まないよう「玄関先で砂を落とす工夫」もしておくと◎です。
室内でも砂遊びはできる?工夫とおすすめグッズ

散らからない「室内用砂」なら掃除もラク
外で遊べない雨の日や、まだ外の砂場に行くのが不安な時期でも、室内用の砂遊びグッズがあれば安心。
中でも「キネティックサンド」などの室内用砂は、粒がまとまりやすく散らかりにくいのが特徴です。
掃除もラクなので、床や机の上でも遊べます。
レジャーシートやトレイで“室内砂場”を作る
室内で砂遊びをするときは、周囲に砂が飛び散らないよう「囲い」を作ると◎。
おすすめは、大きめのレジャーシートや、おもちゃ収納ボックスの中で遊ばせる方法。
砂が外に出にくく、片づけも簡単になります。
室内用の砂遊びセットのおすすめ
最近は、収納ケース付きで砂・型抜き・車などがセットになっている室内用キットも人気です。
中には砂を広げられるミニプール型の囲いがついている商品もあり、遊びも片づけも一括管理できて便利です。
- 収納ケースつきで出し入れしやすい
- 恐竜や海の動物など型抜き付き
- 車やショベルカーなどの乗り物セットも人気
外出しにくい日も、おうちで“ちいさな砂場”を楽しめます。
砂遊びにおすすめのおもちゃは?

初心者にぴったりな「砂場遊びセット」
まず最初にそろえるなら、基本の「砂場セット」がおすすめです。
バケツ・スコップ・じょうろ・ふるいなどがセットになっていて、手軽に砂遊びをスタートできます。
100均でも揃いますが、収納バッグ付きのセットを選ぶと片づけもラクです。
遊びの幅が広がる「型抜き」は大人気
おだんご、星、動物、ケーキなど、型抜きがあると子どもの創造力がグッと広がります。
「ケーキ屋さん」「おすなばレストラン」などのごっこ遊びも楽しめるようになるので、年齢が上がってからも活躍します。
車好きに人気!ショベルカーやトラックのおもちゃ
特に男の子に人気なのが、ショベルカーやダンプカーなどの“乗り物おもちゃ”。
実際に砂をすくって運んだり、タイヤの跡を残したりと、夢中になる子が多いです。
耐久性のあるプラスチック製なら外でも室内でも使いやすいですよ。
- 1歳〜:軽くて握りやすいスコップ&バケツ
- 2歳〜:型抜きやアイスクリームセットでごっこ遊び
- 3歳〜:ショベルカーやトラックで砂場作業ごっこ
おもちゃは成長に合わせてステップアップさせると、長く楽しめて飽きにくくなります。
まとめ|砂遊びは「いつから」でも楽しめる
砂遊びは、年齢に合わせて遊び方を変えていける楽しい外遊びです。
誤飲や服の汚れなど、最初は心配なことも多いですが、プレイウェアや室内砂を活用すれば、安全に始めることができます。
「何歳から始めるか?」よりも、「どんなふうに楽しむか?」が大切。お子さんのペースに合わせて、できることから少しずつ取り入れてみてください。
天気がいい日は公園へ、雨の日はおうちの中で――。小さなスコップ一つでも、子どもにとっては大きな冒険になりますよ。
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