ブロック遊びが好きな子は伸びる子?力を伸ばす関わり方

遊ぶ

ブロック遊びが好きな子は、空間認識や創造力、集中力といった“考える力”が育ちやすい傾向にあります。

遊びの中で自然に思考力が養われるため、親としてはこの「好き」を伸ばす環境を整えることが大切です。

この記事では、ブロック遊びのねらいや、遊びやすい環境づくり、そして注意すべき点についても具体的に解説します。

ブロック遊びのねらいとは?

ブロック遊びで育つ5つの力

ブロック遊びには、以下のような子どもの発達に役立つ力を育む効果があります。

育つ力説明例
創造力自由な発想で形を作る
空間認識力高さ・幅・奥行きを意識して組み立てる
集中力長時間取り組むことで集中が持続する
論理的思考力パーツの組み方や順序を考える
協調性・社会性他の子と一緒に作ることで育まれる

「作る→壊す→また作る」というサイクルを通じて、トライアンドエラーの経験も得られます。

ごっこ遊びや協同作業への広がり

ブロックを組み立てる中で、「家を作って中で遊ぶ」「車を作って走らせる」などごっこ遊びへと発展することも多くあります。

また、保育園や家庭で兄弟姉妹と一緒に遊ぶことで、協同作業やコミュニケーション力の向上にもつながります。

このように、ブロック遊びは単なる遊びにとどまらず、学びの土台を育む重要な体験です。

ブロック遊びを活かす環境構成

発達段階に合わせたブロックの選び方

ブロックは、子どもの年齢や発達段階に応じて適した種類を選ぶことが重要です。

対象年齢を無視してしまうと、「できない」「面白くない」という気持ちにつながりやすくなります。

年齢おすすめのブロック
1〜2歳大きめで柔らかいブロック(例:メガブロック)
3〜4歳中サイズのブロック(例:デュプロ)
5歳以上細かいパーツのあるレゴなど

「今の年齢にちょうどいい難しさかどうか」は、集中力や達成感にも大きく関わってきます。

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遊びやすい配置・収納の工夫

ブロック遊びに集中できる環境をつくるには、「出しやすく・片付けやすい」工夫がポイントです。

  • 床に広げやすいスペースを確保する
  • パーツの種類ごとにケースを分ける
  • 作品を一時的に飾れる棚やスペースを用意する
ふりパパ
ふりパパ

踏みつけてケガしないようにしましょう。

完成品を壊したくない子どもにとっては、飾ることで「認められた感覚」を得ることができ、次への意欲にもつながります。

安全と成長を意識した配慮ポイント

誤飲や落下などのリスク管理

ブロック遊びでは、特に低年齢の子どもにおいて誤飲のリスクがあるため注意が必要です。

  • 小さなパーツ(直径3.2cm未満)は避ける
  • 遊ぶときは必ず大人の見守りをつける
  • 遊んでいないパーツはフタ付きケースに保管する
ふりパパ
ふりパパ

片付けは面倒だけど、安全優先ですね。

また、遊ぶスペースが段差のある場所や階段付近だと落下事故につながる危険があります。

「与えすぎ」にならないためのバランス感覚

ブロックが大好きな子は、長時間集中して遊び続けることがあります。

これは良い傾向でもありますが、偏りすぎると心身のバランスが崩れる可能性もあります。

以下のような点に配慮して、遊びのバランスをとりましょう。

  • 外遊びや運動の時間も意識的に確保する
  • 創作したものを親子で言葉にして会話の時間にする
  • ブロック以外のおもちゃや絵本などにも触れる機会をつくる

「好き」を尊重しながらも、生活リズム全体を見渡す視点が親には求められます。

レゴ好きな子の特徴と可能性

レゴが好きな子は賢い?よくある傾向とは

「レゴが好きな子は賢い」と感じる保護者は多いですが、それには理由があります。レゴ遊びには以下のような特徴が見られます。

  • 集中力が高い
    何時間も夢中で作り続けることができる
  • 想像力が豊か
    説明書に頼らず独自の世界をつくる
  • 構造への興味がある
    建築・機械的な仕組みに関心を持つ
  • 完成までの見通しを持つ
    最終形を思い描き、逆算して組み立てる

これらの傾向は、空間認知・論理的思考・創造性といった知的能力のベースにつながるものです。

創造的思考と自己表現の豊かさ

レゴ遊びは「指先を動かす作業」であると同時に、「頭の中のアイデアを形にする表現活動」でもあります。

たとえば、

  • 好きなキャラクターや街を再現する
  • 自分の気持ちや想像をブロックで表現する

といった取り組みは、アートや創作に近い自己表現力を育てる機会になります。

完成した作品を家族に見せて褒められることで、自己肯定感の向上にもつながります。

レゴ好きな子をどう伸ばすか

向いている習い事や体験活動

レゴ遊びが好きな子どもには、創造的な発想構造理解に長けた特徴があります。

こうした特性をさらに伸ばすには、以下のような習い事や活動が効果的です。

  • ロボット教室
    プログラミングや組み立て作業で論理的思考を養う
  • 図工・アート教室
    創作力と表現力を高める
  • 科学教室
    構造や仕組みに対する興味を学びに変える
  • 積み木やパズル遊び
    思考力と集中力をさらに深める

また、イベントやワークショップへの参加もモチベーションアップにつながります。

将来の職業選択につながる力とは?

レゴが好きな子は、将来的に設計・構造・創造に関わる分野に向いている可能性があります。

たとえば、以下のような職業が考えられます。

職業活かせる力
建築士空間の組み立て・構造の発想
エンジニア論理的思考・組み立て力
プロダクトデザイナーものづくりのセンス・創造力
ゲームクリエイター想像を形にする力・創造性

もちろん職業に直結する必要はありませんが、「好き」から育った力が将来の選択肢を広げることは大いにあります。

まとめ|ブロック遊びが好きな子の可能性を広げよう

ブロック遊びが好きな子は、創造力・空間認識・集中力といった将来につながる多くの力を自然と育んでいます。

親としては、「遊び」をただの暇つぶしと捉えず、学びや成長のきっかけとして尊重しながら見守ることが大切です。

年齢に合ったブロック選び、安全に遊べる環境の整備、そして「レゴ好き」を伸ばす習い事や体験の提供など、日常の中でできる工夫はたくさんあります。

子どもの「好き」を育てることは、その子の未来の可能性を広げることにもつながります。

無理に型にはめず、自由に楽しむ時間を大切にしていきましょう。

ブロック遊びのように創造力を高める遊びについて、こちらの記事にまとめているのでご覧ください。

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