
「コーヒーを飲んだり、携帯を見たりする時間がない」
「朝起きた時、だんだん気分が重くなってきた」
「最後に夫婦でゆっくり話したのはいつだろう?」
このようなお悩みを抱えたことはありませんか?
仕事と家事と育児がすべて重なるころは自分の時間がまったく取れないですよね。
そのままでは、心も体もすり減ってしまい、気づかないうちに家庭が悪循環におちいる可能性があります。

忙しいと夫婦の会話が減ったり、子どもにきつく当たってしまったりしてしまうことがあります。

「まだ大丈夫」と思っているうちに、対策を打っておきたいですね。
本記事では、そんなあなたを助けるために、
「仕組み」で解決できる時短アイデアを9つまとめました。
1つでも実践していくことで、確実に「自分の時間」が生まれていくはずです。
毎日がんばり続ける必要なんてなし!
この忙しい時期も楽しく暮らせる仕組みを作っていきましょう。
「もう無理」とストレスを感じるのは自分の時間がないから
親に頼れない共働き家庭が増えている
共働き家庭では、子育ても家事も、すべて夫婦だけでこなすことが当たり前になってきました。
実家が遠かったり、親もまだ現役で働いていたりして、頼りたくても頼れない…そんなご家庭も多いはずです。
2023年、株式会社マインドシェアが共働きママ200人に行った意識調査では、子育てと仕事の両立に悩む声が数多く寄せられました。
- 86%のママが「仕事と育児の両立にストレスを感じている」
- 15%のママが「自分の時間がまったくない」と回答
多くのママたちが、“時間とのたたかい”の中で日々を過ごしていることが、数字からも見えてきます。
「がんばらなきゃ」と無理をしてしまう人ほど、知らず知らずのうちに限界が近づいているのかもしれません。
「時間がない」が、家族との笑顔まで奪っていく
朝から晩までバタバタして、気づけば今日も笑っていない。
そんな日が、ふつうになっていませんか?
本当は、もっと子どもと向き合いたい。
でも、やらなければいけないことが多すぎて、時間が足りない。
そして気づけば——
- 子どもが話しかけても「あとで」と返してしまう
- 夫婦の会話は予定や報告だけになっている
- 寝顔を見ながら「今日も怒ってばかりだった」と落ち込む
「時間がない」ことは、ただ忙しいだけではありません。
家族との関係・自分の気持ち・心の健康までも奪っていく危険があります。
小さなサインを見逃さず、限界を感じる前に
「仕組み」で暮らしをラクにすることが必要です。
そこで、家事から4つ、育児から5つに分けて時短アイデアを解説します。
家事を時短できる仕組み4選

家事代行サービスを利用する
「掃除したいけど、子どもが泣いて手が離せない…」
そんな日常に追われていると、家はどんどん散らかり、心にも余裕がなくなります。
そんなときに役立つのが、家事代行サービスです。
掃除・洗濯・整理整頓など、負担の大きい家事をプロにまかせることで、一気に1〜2時間の自由時間が生まれます。
「見知らぬ人を家に入れるのはちょっと…」という方も安心してください。
最近は、子育て家庭向けに特化したプランや、女性スタッフ指定・1回だけのお試しも可能なサービスが増えています。
たとえばこんな使い方ができます:
- 週に1回、水回りの掃除だけを依頼
- ワンオペの日だけ、夕方に片付け&洗濯たたみを依頼
「少しでも楽になっていい」と思える時間が、子どもへのイライラを減らし、自分への思いやりにもつながります。
まずは1回だけのスポット利用から始めてみるのがおすすめです。
おすすめの家事代行サービスについてはこちらの記事でまとめているので参考にしてください。
宅配食材サービスで献立と買い物を省く
「今日なに作ろう…」
そんな悩みが、毎日のように頭に浮かんでいませんか?
献立を考えるだけで10分、買い物に行って帰ってくるのに30分。
調理を始める前から、すでにヘトヘトになっている方も多いはずです。
そこで役立つのが宅配食材サービスです。
冷蔵や冷凍の惣菜を使えば、献立も買い物も調理の手間も、まるごと省略できます。
たとえばこんなメリットがあります
- つくりおきサービスでおかずは外注化
- 冷凍おかずセットを常備しておくと、疲れた日も安心
- 残ったおかずでお弁当もできあがり
「手抜きではなく、時間を生む工夫」と考えることで、ごはんの時間も、子どもとの時間も、余裕を持って楽しめるようになります。
週2〜3回から試せるサービスも多いので、
まずは忙しい曜日だけ活用してみるのがおすすめです。
詳細をこちらにまとめているので、ぜひ読んでみてください。
ふるさと納税で日用品をまとめ買い
ティッシュ、洗剤、おむつ…
子育て中の家庭では、日用品の消費スピードがとても早いですよね。
でも、これらをこまめに買いに行くのは手間。
かさばるし、子どもを連れての買い物は一苦労です。
そこで活用したいのが、ふるさと納税の返礼品として届く日用品です。
定期便で1〜2ヶ月ごとに届くものもあり、ストック管理や買い物の負担を減らすことができます。
- おむつ(パンパース、メリーズなど)
- トイレットペーパーやティッシュのまとめセット
- 洗濯洗剤や柔軟剤などの生活消耗品
さらに、自己負担は実質2,000円で済むのも魅力です。

時短と節約を同時に行える最強の仕組みです。

スーパーで買わなくていい上に、急な買い出しを行くことがなくなります。
詳しくはこちらの記事で解説しているので参考にしてみてください。
【共働き子育て世帯必見】ふるさと納税おすすめ返礼品10選
家電(洗濯乾燥機・食洗機など)で時短する
洗濯や食器洗いは時間と手間がかかります。
とくに子育て中は、汚れものも多く、1日何回も回すこともありますよね。
そんな“終わらない家事”から解放してくれるのが、時短家電の導入です。
洗濯乾燥機や食洗機、ロボット掃除機などは、1日30分〜1時間の自由時間を生む投資になります。
たとえばこんな効果があります
洗濯乾燥機
干す・取り込む時間をゼロに。朝のドタバタが激減
食洗機
夜の「皿洗いタイム」を丸ごとカット。
ロボット掃除機
保育園の送迎中に床掃除完了。
ホットクック/電気圧力鍋
火の前に立たずに夕飯完成。
電気ケトル
ミルク・離乳食用のお湯がすぐ用意できて夜間も安心
初期費用はかかりますが、
毎日の負担が減り、そのぶん子どもと笑う時間が増えると考えれば、コスパは抜群です。
「もっと早く買えばよかった」
そう感じる声が多いのも、時短家電の特徴です。

一度に全部揃えるのはお金もかかるので、導入できる物だけ検討してはどうでしょう?
育児を時短できる仕組み5選

ベビーシッターをスポットで導入する
「ほんの1時間でいいから、ひとりになりたい…」
そんな思いを、毎日飲み込んでいませんか?

育休中はずっと子どもと一緒で、息切れしそうでした。
育児は24時間休みなし。
とくにワンオペの日や、心に余裕がないときほど、だれかの手がほしくなります。
そんなときに頼れるのがスポット利用できるベビーシッターです。
短時間から利用でき、1回だけのお試しや即日依頼が可能なサービスも増えています。
たとえばこんな使い方ができます
- 美容室や病院に行くときに、2時間だけ見てもらう
- 在宅ワーク中に子どもと遊んでもらう
- 体調不良のときに家で見ていてもらう
「子どもを人に預けるなんて…」と罪悪感を持つ必要はありません。
親が笑顔でいられることが、子どもにとっていちばんの安心だからです。
がんばり続けるより、
少しだけ“助けを借りる”ことで心が回復する。
そんな選択肢を、1つ持っておきましょう。
幼児食・離乳食の冷凍宅配サービスを使う
「ごはん作らなきゃ…でも時間がない」
そんな焦りを、毎日感じていませんか?
子どもの食事は栄養も安全も気になるから、つい手作りにこだわってしまう。
でも、それが親の負担を大きくしているなら、少し手を抜いてもいいんです。
冷凍幼児食・離乳食の宅配サービスを使えば、
調理・買い物・メニュー決めといった負担をまるごと軽減できます。
たとえばこんなメリットがあります:
- 1食あたり10分以内で用意できる
- 栄養バランスや月齢に合わせた食事をプロが監修
- 冷凍保存できるので、ストックしておける
「全部手作りしないと」という思い込みを手放すだけで、時間にも気持ちにも、余裕が生まれます。

「週の何日かだけ」という考え方もアリです!
子どもにとっていちばん大切なのは、
笑顔で食卓を囲む時間です。
それを守るための“便利な助け”を、もっと使っていいのです。
ウォーターサーバーでミルク作りを時短
夜中に泣き出した赤ちゃんに、急いでミルクを作る。
お湯を沸かして冷まして、粉を量って…その繰り返しに、くたびれていませんか?

夜中に起きてお湯を沸かす時間が苦痛でした…。
そんな手間をぐっと減らしてくれるのが、ウォーターサーバーです。
温水と冷水の両方がすぐに使えるので、適温のミルクが1〜2分で完成します。
- 夜中のミルク作りが3分以内に完了
- ミルクの温度調整の失敗がなくなった
- 汁物のお湯を沸かさなくていい
ウォーターサーバーは月額費用がかかりますが、「夜泣き対応のストレスが減る」「時短と安心が手に入る」という大きな価値があります。
ベビーサークルでながら育児の環境を作る
「ちょっと料理している間に、子どもが棚をあけてぐちゃぐちゃに…」
そんな経験、ありますよね。
子どもがハイハイやつかまり立ちをはじめると、家の中は一気に“危険地帯”になります
。
ずっと目を離せない状態が続き、家事も自分の時間もまったく取れなくなります。
そんなときに役立つのが、ベビーサークルです。
プレイスペースを安全に区切ることで、「目が届く範囲で安心して遊ばせる」環境が整います。
たとえばこんな使い方があります:
- キッチンのそばに設置して、料理中に遊ばせる
- お気に入りのおもちゃや絵本を置いて“遊び場”にする
- 兄弟姉妹との衝突を避けるための空間として使う
「ずっと見ていなきゃ…」という緊張を手放せるだけで、家事や在宅ワークとの両立がぐっとラクになります。

我が家も一部屋をまるまる子ども用のお部屋にチェンジしました!
ベビーサークルは“閉じ込める”ためではなく、
子どもの安全と親の余裕を守るツールとして活用するのがポイントです。
おもちゃのサブスクで片付け・選びの手間を減らす
子どもに合うおもちゃを選ぶのって、意外とむずかしいですよね。
買ってもすぐ飽きてしまったり、部屋がどんどん散らかっていったり…
そんな悩みを解決してくれるのが、おもちゃのサブスク(定額レンタル)サービスです。
プロが年齢や発達に合った知育玩具を選び、定期的に届けてくれるので、選ぶ・買う・管理する手間が大幅に減ります。
たとえばこんなメリットがあります:
- 「今の月齢にぴったり」なおもちゃが届く
- 遊ばなくなったら返却できるので、収納が増えない
- プロのアドバイスつきで、知育効果も期待できる
片付けがラクになるだけでなく、「今この子に必要な遊び」が自然に届くというのが最大の魅力です。
おもちゃ選びや収納で悩む時間がなくなれば、
そのぶん子どもと一緒に過ごす時間や、自分の休息の時間が増えていきます。
詳細をこちらでまとめているので、参考にしてみてください
自分の努力だけでは限界がある

続けられるのは「がんばること」より「仕組み」
「もう少しがんばれば、なんとかなる」
そう思いながら、気づけば毎日フルスロットル。
でも、本当はわかっているはずです。
がんばり続けることに、終わりはないってことを。

私も「がんばればなんとかなる!」なんて甘く捉えて大失敗しています。
だからこそ、がんばらなくても自然に回る仕組みを
少しずつ生活に取り入れていくことが大切です。
たとえば――
- 献立に悩まないよう、週2だけミールキットを取り入れる
- 洗濯物は“干す”ことをやめて、乾燥機にまかせてみる
- 子どもが遊ぶ空間をサークルで区切って、目を離せる時間を増やす
全部を一気に変える必要なんてありません。
「少しラクになること」をひとつずつ選んでいくことが、長く続けるコツです。
お金で買える“自由時間”は実は安い投資
「代行とかシッターとか、うちはまだ早いかな…」
そう思って手を出せずにいた方も、いるかもしれません。
でも、ちょっと想像してみてください。
2時間だけでも、ゆっくり自分の時間があったら、何ができるでしょうか?
- あったかいお茶を、最後まで温かいうちに飲む
- 録りためたドラマを、だれにも邪魔されずに観る
- 子どもとただ笑いながら過ごす
そんな時間が、1回たった数千円で手に入るなら。
それはご褒美じゃなく、必要な「心の栄養」かもしれません。
「今の自分には必要だな」
そう思ったときが、始めどきです。
がんばってきたあなたが、
少しラクしてもいい理由、もう十分すぎるほどあるはずです。
まとめ|仕組みを使って“自分の時間”を取り戻そう
子育てと仕事、家事に追われる毎日。
「もう無理かも」と感じるのは、あなたの努力が足りないからではありません。
むしろ、がんばりすぎてしまっている証拠。
今こそ、“仕組みの力”を借りて、少し肩の力を抜いてみませんか?
この記事で紹介した対処法は、全部で9つ。
- 家事の時短4選:家事代行/宅配食材/ふるさと納税/時短家電
- 育児の時短5選:ベビーシッター/冷凍幼児食/ウォーターサーバー/ベビーサークル/おもちゃサブスク
「全部やらなきゃ」ではなく、
「ここだけでも助けてもらおうかな」で大丈夫。
仕組みを使えば、暮らしに“余白”が生まれます。
その時間は、子どもの笑顔をもっと見られる時間、自分自身をいたわる時間になります。
まずはひとつから、はじめてみませんか?
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