
「忙しくて夕食を作る時間がない!」
「他の共働き子育て家庭はどうやって夕食を済ませてるんだろう?」
そんなお悩みを抱えてはいませんでしょうか?

特に平日の仕事終わりなんて本当に余裕ないよ…。
そこでふりパパブログでは、共働き子育て世帯150人に「夕食づくりの実態」を詳しくアンケートしました。
- 誰がどのくらい料理をしているのか
- 夕食づくりの負担感がどれくらいなのか
- 惣菜・デリ・ミールキット・宅配食がどの程度使われているのか
これらのデータをグラフにわかりやすくまとめました!

他の家庭の実態から、何か気づけることがあるはずだよ!
- 調査の概要
- 仕事と育児の両立で、夕食づくりはどう変わる?
- 夕食をつくるのは誰? 見えにくい家事の偏り
- 家庭の事情で、夕食づくりの負担感はどう変わる?
- 共働き家庭の夕食を支える「スーパーの惣菜」
- 共働き家庭の「外食・テイクアウト」や「デリバリー」はどのくらい?
- 共働き家庭における宅配サービスの利用実態
- 共働き子育て家庭が「実際によく使っている」夕食サービス
- 共働き家庭が実際に使っている夕食宅配サービス
- なぜ宅配食サービスを取り入れる? 共働き家庭の本音
- 共働き子育て家庭は、夕食にいくら使っている?
- 共働き子育て家庭が「一番役に立った」と感じた夕食づくりの工夫
- 調査から見えた「共働き×子育て×夕食づくり」のリアル
- がんばりすぎない夕食づくりで、家族時間に余裕を
- まとめ
調査の概要
今回の調査は、共働き子育て家庭の「夕食づくり」の実態についてアンケートしました。
| 調査名称 | 共働き子育て家庭の「夕食」の実態アンケート |
|---|---|
| 実施期間 | 2025年11月26日~27日 |
| 調査対象 | 全国の共働き子育て家庭 |
| 有効回答数 | 150名 |
| 調査方法 | インターネットアンケート(Googleフォーム/クラウドワークス経由) |

リアルな「夕食づくり」の声がたくさん集まったから、ぜひ自分の家庭と比べながら読んでみてね!
- 平日の夕食を自宅で手作りする頻度
- 夕食づくりの負担感(1〜10)
- 夕食の主な作り手(母・父・夫婦で半々 など)
- 夕食を外食・テイクアウトで済ませる頻度
- スーパーの惣菜・デリ・ミールキットの利用頻度
- 冷蔵・冷凍の宅配サービス、夕食宅配サービスの利用状況 など
仕事と育児の両立で、夕食づくりはどう変わる?
共働きで子育てをしていると、夕方〜寝かしつけまではどうしてもバタバタしがちです。
お迎え・家事・子どもの相手と平行しながら夕食を用意する…という状況の中で、実際にどんなスタイルで食事を整えているのかを、アンケート結果から見ていきます。
多くの家庭が「ほぼ毎日、夕食を手作り」している
まず、「夕食を自宅で手作りする頻度」を見ると、「ほぼ毎日(週5日以上)」と答えた家庭が120件(80.0%)で最多でした。

次いで「週に3〜4日くらい」が22件(14.7%)、「週に1〜2日くらい」が6件(4.0%)、「月に数回程度」は2件(1.3%)という結果です。

みんなめちゃくちゃ手作りに頑張ってる!!

共働きで時間が限られている中でも、「基本は家で作る」というスタイルが多数派なんだね
- 約8割の家庭は、平日の夕食をほぼ毎日手作りしている
- 残り2割弱は、週に数回〜月に数回と、外食や惣菜などと組み合わせている
夕食づくりの負担感は「6〜8」に集中
次に、「夕食づくりの負担感(1=まったく負担ではない〜10=とても負担)」を見てみます。

もっとも多かったのはスコア7で46件(30.7%)、次いでスコア8が35件(23.3%)でした。

手作りが決してラクなわけではないみたいだね…。
- 1〜3のような「ほとんど負担ではない」回答は12件(8.1%)と少なめ
- 6〜8の中くらい〜やや高めのスコアに回答が集中している
- 9〜10という「かなり負担が大きい」層も13件(8.7%)存在する
先ほどの「手作り頻度」の結果とあわせると、多くの家庭が夕食を作り続けている一方で、その負担感は決して小さくないという実態が見えてきます。
夕食をつくるのは誰? 見えにくい家事の偏り
次に、「夕食を主に作っているのは誰か」という視点でデータを見ていきます。
共働き家庭では家事を分担しているイメージがありますが、実際のところ夕食づくりはどうでしょうか。
主な作り手は「母親」が約8割を占める
「夕食の主な作り手」の円グラフを見ると、もっとも大きな部分を占めているのは母親(76.7%)でした。

そのほかには、父親、夫婦で半々、その日によってどちらか一方、同居の家族(祖父母など)といった選択肢がありますが、いずれも割合は母親よりかなり少なくなっています。

やっぱりこうなったか…って結果だね。
- 母親…全体の約4分の3
- 父親…1割未満
- 夫婦で半々/その日による…合わせても2割に届かない程度
グラフからは、共働きであっても「夕食づくりの中心は母親」という家庭が多数派であることがわかります。

料理苦手だから気持ちはよくわかるかも…。
「夫婦で半々」や「その日によってどちらか一方」という、比較的シェアされているパターンもありますが、全体として見るとまだ少数にとどまっています。
作り手によって、感じる負担感にも差が出る
続いて、「夕食の主な作り手別・夕食づくりの平均負担感」のグラフを見てみます。

横軸が負担感スコア(1〜10)、縦軸が作り手の区分になっており、誰が作っているかによってバーの高さが異なることが一目でわかります。
- 母親が主な作り手の家庭は、負担感スコアが6台後半ともっとも高い水準
- 「夫婦でほぼ半々」の家庭も、母親に次いで高めのスコア
- 父親・同居家族が主な作り手の家庭は、それよりやや低め
- 「ほとんど外食・テイクアウト・惣菜」という家庭は、負担感スコアが2台と最も低い

母親は他にもたくさんの家事を抱えてるケースが多いからね!
外食・テイクアウト・惣菜に大きく頼っている家庭では、「作る」「片づける」といった作業そのものが少ないため、負担感スコアもぐっと低くなっています。
このあたりは、のちほど紹介する惣菜や宅配食サービスの活用とも関わってくるポイントです。
家庭の事情で、夕食づくりの負担感はどう変わる?
同じ共働き・子育て家庭でも、子どもの年齢や状況によって、夕食づくりの大変さは変わってきます。
ここでは、「未就学児がいるかどうか」と、「子どもの夕食づくりで困っていること」に注目してみました。
未就学児がいる家庭のほうが、負担感はやや高め
まず、「子どもの年齢帯」から未就学児がいる家庭/いない家庭に分けて、夕食づくりの負担感スコア(1〜10)の平均値を比べました。

- 未就学児がいない家庭:平均 6.2(n=65)
- 未就学児がいる家庭:平均 6.8(n=85)
さらに、負担感スコアをざっくり3つのグループに分けてみると、次のような違いが見られます。
- スコア5以下(負担が比較的軽い)
未就学児なし:22件(約34%) / 未就学児あり:13件(約15%) - スコア8以上(負担がかなり大きい)
未就学児なし:17件(約26%) / 未就学児あり:31件(約37%)
このように、未就学児がいる家庭では「負担がかなり大きい」と感じている人の割合が高めで、逆に「あまり負担ではない」と答える人は少ない傾向がデータから読み取れます。

我が家も子どもが小さい時の方が大変だったなぁ。

どちらかが遊んでいる隙に作るって感じだったよね!
子どもの夕食づくりで困っていること TOP5
続いて、「子どもの夕食づくりで困っていること」を複数選択で尋ねた結果です。
150人分の回答を集計し、選択肢ごとの件数を数えました(複数回答のため合計は150を超えます)。

TOP5の回答者の割合を整理すると、このようになります。
| 困っていること | 回答者割合の目安 |
|---|---|
| 栄養バランスを意識したいが、実際には偏りがちになってしまう | 約49% |
| 子どもの好き嫌い・偏食が多くてメニューに悩む | 約37% |
| 日によって食べむらがあり、どのくらい作ればいいか分からない | 約27% |
| 野菜や苦手な食材をなかなか食べてくれない | 約25% |
| 忙しくて、子どもの食事を作る時間の確保が難しい | 約25% |
上位に並んでいるのは、どれも「栄養」と「量・食べ方」に関する悩みです。
特に、「栄養バランスを意識したいが、実際には偏りがち」と答えた人は74件(約49%)と、全体のほぼ半数にのぼりました。

いつもワンパターンの料理になっちゃうのが悩みだったねよねぇ。
- 栄養面は気にしているが、現実には偏りやすい
- 好き嫌いや食べむらで、メニューや量の調整が難しい
- そもそも時間の確保そのものが大変、という回答も約4分の1
共働き家庭の夕食を支える「スーパーの惣菜」
ここからは、手作り以外の心強い味方として、スーパーの惣菜に注目してみます。
きっと皆さんも活用していると思いますが、その利用頻度などを詳しく調べてみました。
スーパーの惣菜はどのくらい使われている?(利用頻度のグラフ)
アンケートでは、「スーパーの惣菜を夕食にどのくらいの頻度で利用しているか」を選択式でたずねました。
下のグラフでは、「ほとんど利用しない」から「週に◯回程度」まで、利用頻度ごとの回答数の結果です。

結果を見てみると、結構バラバラですが、1番多いのは「週1~2回」というところ。

我が家は「月に1~2回」ってとこだったかなぁ。
スーパーに買い出しに行く時間がもったいない・面倒
データ的にもバラバラになる個人的な理由としては、「買い出しの時間がもったいない・面倒」ということが考えられます。

帰り道にスーパーがないと余計時間かかってご飯が遅くなっちゃう…。

そもそも子どもを連れてスーパーに寄るのが大変だし…。
そんな理由から我が家ではあまりスーパーのお惣菜に頼る機会はありませんでした。
その代わり、冷凍食品をまとめ買いして、めちゃくちゃ使ってました!
共働き家庭の「外食・テイクアウト」や「デリバリー」はどのくらい?
お惣菜の次は「外食・テイクアウト」や「デリバリー」についてです。
共働き子育て家庭では、どのくらいの頻度で利用しているのでしょうか。
夕食を「外食・テイクアウト」で済ませる頻度
アンケートでは、「夕食を外食やテイクアウトで済ませることがどのくらいあるか」を選択式でたずねました。
下の棒グラフは、「ほとんど利用しない」から「ほぼ毎日」までの各選択肢ごとの人数を表しています。

グラフの形を見ると、次のような傾向が読み取れます。
- 「月に2〜3回くらい」の棒がもっとも長く、外食・テイクアウトを月に数回ペースで取り入れている家庭が多い
- 次に長いのが「週に1〜2回くらい」で、週末などに定期的に利用している層も目立つ
- 一方で、棒がほとんど伸びていない「週に3〜4回」「ほぼ毎日」といった高頻度の層はごくわずか
- 「ほとんど利用しない」を選んだ家庭も一定数あり、まったく使わないスタイルも存在する
この分布から、共働き子育て家庭の外食・テイクアウトは、毎日頼り切るものではなく、「月に数回〜週に1回程度」の“ときどき利用”が中心であることがわかります。

どちらかというと、休みの日に利用する人が多いのかもね!

うちも土日によく外食に行ってたね!
次のセクションでは、同じ「お店のごはん」でも、宅配アプリなどを使ったデリバリー/テイクアウトの利用実態を見ていきます。
デリバリー/テイクアウトの利用頻度
アンケートでは、「デリバリー/テイクアウトのサービスをどのくらいの頻度で利用しているか」を選択式でたずねました。
円グラフには、「ほとんど利用しない」「数か月に1回程度」「月に1〜2回」「週に1〜2回」などの割合が表示されています。

グラフを見ると、次のような傾向が読み取れます。
- 「月に1〜2回」が最も大きな割合を占めており、月に数回ペースで利用している家庭が中心
- 次に多いのが「ほとんど利用しない」と「数か月に1回程度」で、「ほぼ使わない〜たまに使う」層もまとまった数がいる
- 「週に1〜2回」といった高頻度の利用は、グラフ上では比較的小さい
デリバリーサービスも「毎日のように頼む主力」ではなく、「月に数回の特別な選択肢」として使われるケースが多いと分かります。
外食と同じく、料理をする余裕がない日や、家でゆっくりしたい日の“助け舟”として取り入れられているイメージです。
共働き家庭における宅配サービスの利用実態
ここでは、ミールキット・冷蔵宅配・冷凍宅配という3つの宅配スタイルについて、「どのくらい使われているのか」という利用実態をまとめて紹介します。
気になるけれど…ミールキットはまだ少数派
まずは、下ごしらえや献立決めまでセットになったミールキットのサービスです。
「楽そうだけど、実際どのくらい使われているの?」と気になっている方も多いはず。

アンケートでは、「ミールキットのサービスを夕食にどのくらい利用しているか」を選択式でたずねました。
円グラフには、「ほとんど利用しない」から「週に1〜2回」までの割合が表示されています。
- ほとんど利用しない:80%
- 月に1〜2回程度:9.3%
- 週に1〜2回程度:6%
- 数か月に1回程度:3.3%
現時点では、ミールキットを使っていない家庭が多数派である一方、
「月に1〜2回」「数か月に1回」など、気になるときにときどき取り入れている家庭も見られました。
メインの調理方法というよりは、
- 忙しい時期だけスポットで使う
- たまに試してみる“部分的な助っ人”として使う
といった位置づけで利用されているケースが多いと言えます。
冷蔵タイプの宅配は「使う家庭」と「ほとんど使わない家庭」に分かれる
つづいて、スーパー以外の選択肢として冷蔵タイプの宅配サービスを見ていきます。
ヨシケイや生協の夕食宅配など、「そのまま冷蔵で届いて、当日〜数日のあいだに食べきるおかず」のイメージです。

アンケートでは、「夕食で冷蔵の宅配サービスをどのくらい利用しているか」を選択式でたずねました。
円グラフには、各選択肢ごとの割合が表示されています(n=150)。
- ほとんど利用しない:112件(74.7%)
- 月に1〜2日:16件(10.7%)
- 週に1〜2日:13件(8.7%)
- 数か月に1回程度:7件(4.7%)
- 週に3〜4日:2件(1.3%)
「ほとんど利用しない」が約4分の3を占めていました。
反対に「月に1〜2日」「週に1〜2日」「数か月に1回程度」など、何らかの形で利用している家庭も合計で38件(25.3%)あります。
つまり、冷蔵の宅配サービスはまとめると、
- まったく使わない家庭が多数派
- 一方で、全体の約4分の1は「ときどき〜週1〜2回」程度で取り入れている
というように、利用の有無がはっきり分かれるサービスと言えます。
ストックに便利な「冷凍の宅配サービス」
最後に、レンジや湯せんで温めるだけで食べられる冷凍タイプの宅配サービスです。

冷蔵タイプより日持ちしやすく、「忙しい日のためのストック」的な感じだよ。
アンケートでは、「夕食で冷凍の宅配サービスをどのくらい利用しているか」を選択式でたずねました。
下の円グラフには、各選択肢ごとの割合が表示されています(n=150)。

- ほとんど利用しない:78%
- 月に1〜2回程度:9.3%
- 週に1〜2回程度:8%
- 数か月に1回程度:3.3%
冷蔵タイプの宅配と同様、「ほとんど利用しない」家庭が多数派である一方、
月1〜2回以上のペースで取り入れている家庭もあわせて約6世帯に1世帯程度いることが分かります。
まとめると、冷凍の宅配サービスは、
- メインにはしていないが、忙しい日や非常時に備えたストックとして活用している家庭が一定数ある
- 「まったく使わない」か「時々ストックしておくか」で、利用の有無が分かれている
このように、宅配サービス全体を見てみると、こんな感じにまとめられます。

うまく使うことで、負担を軽減できそうってことだね!
共働き子育て家庭が「実際によく使っている」夕食サービス
ここまで、惣菜や外食、宅配サービスなどの利用頻度を見てきました。
次は、もう少し視点を変えて、「一度でも使ったことがあるサービス」に注目してみます。
各サービスを一度でも使ったことがある家庭の割合
下のグラフは、「これまでに一度でも利用したことがある夕食サービス」を選んでもらい、サービスごとに割合を出したものです(複数回答)。

ほとんどの家庭が「スーパーの惣菜」や「デリバリー/テイクアウト」を一度は利用したことがあると回答しました。
反対に、宅配タイプ(冷蔵・冷凍)やミールキットは、利用経験があるのは全体の2〜3割程度にとどまっています。

宅配サービスやミールキットはまだ広がってるところなのかもね。
共働き家庭が実際に使っている夕食宅配サービス
ここからは、もう一歩踏み込んで「どのサービスが実際に使われているのか」を見ていきます。
アンケートでは、夕食用として利用したことのある宅配食・ミールキット・夕食宅配サービス名を選んでもらいました。
よく使われているサービス(利用経験者数のグラフ)
下の棒グラフは、サービスごとの「利用したことがある人数」を集計したものです(複数回答、n=150)。
「利用したことはない」と答えた人はグラフから除き、実際に名前が挙がったサービスだけを並べています。

このグラフから分かるポイントを整理すると、次のようになります。
- 生協系(コープデリ・個配)が最多で、共働き子育て家庭の中ではもっとも身近な宅配サービスになっている
- Oisix(オイシックス)も利用経験者が多く、「少しこだわりたいときの選択肢」として支持されている
- ヨシケイ・nosh・パルシステムなども一定数の利用があり、「宅配を使ってみたい」と思ったときの候補として名前が挙がっている
- ワタミの宅食・つくりおき.jpは人数としては少ないものの、実際に選んでいる家庭も存在する
なお、同じ設問で「利用したことはない」と答えた人は70人(46.7%)おり、「まだどのサービスも使っていない家庭」と「いくつか試したことがある家庭」に分かれているのも今回の特徴でした。
なぜ宅配食サービスを取り入れる? 共働き家庭の本音
では、そうした宅配食サービスなど利用する家庭は、どんな理由で取り入れているのでしょうか。
グラフ:宅配食サービスなどを活用する主な理由
アンケートでは、「宅配弁当などを利用する主な理由」を複数選択でたずねました。
下のグラフには、各理由ごとの回答数が棒グラフで並んでいます。

グラフに並んでいる項目を眺めると、理由はおおまかに次のような方向に分かれていることがわかります。
- 調理時間やキッチンに立つ時間を減らしたい
- 献立を考える負担を減らしたい・メニューのマンネリを避けたい
- 買い物に行く回数・手間を減らしたい
- 栄養バランスが整った食事を手軽に用意したい
つまり、多くの家庭に共通しているのは、
というニーズです。
夕方〜夜の時間はどうしても余裕がなくなりがちですが、そうした時間・気力の不足を補うための選択肢として活用されていることが、このグラフから読み取れます。
共働き子育て家庭は、夕食にいくら使っている?
ここからは、時間だけでなくお金の面にも目を向けてみます。
アンケートでは、1か月あたりの夕食の食費帯についてもたずねました。
1か月の夕食の食費帯の分布(グラフ)
下のグラフは、「1か月の夕食の食費がどのくらいか」を金額帯ごとに集計したものです(n=150)。
横軸が「利用あり(%)」、縦軸が金額帯になっており、棒の長さが回答の割合を表しています。

もっとも回答が多かったのは「3万〜4万円未満(38%)」でした。
その前後の「2万〜3万円未満(30%)」「4万〜5万円未満(27%)」も合わせると、2万〜5万円未満に収まっている家庭がボリュームゾーンになっていることがわかります。

子どもの人数にもよるよね。

食べ盛りとかなら、どうしても食費もかさんじゃうし。
「5万〜7万円未満(28%)」や「7万円以上(7%)」といった、夕食に比較的しっかりお金をかけている家庭も一定数存在します。
共働き子育て家庭が「一番役に立った」と感じた夕食づくりの工夫
最後に、150人の回答者に「夕食づくりで一番役に立ったと思う工夫」を1つだけ選んでもらい、集計した結果を見てみます。
日々の試行錯誤のなかで、「これがあると本当にラクになる」と感じた工夫がどこに集まっているのかが分かるグラフです。
グラフ:一番役に立ったと思う夕食づくりの工夫
下の棒グラフは、各工夫ごとの回答数をまとめたものです(n=150、単一回答)。
上から順に、回答の多かった工夫が並んでいます。

もっとも多かったのは「外部サービス活用」で、全体の3分の1を占めました。
次いで「事前準備(作り置きなど)」が約3割、「献立・買い物の仕組み化」が約1.5割と続きます。

この3つだけで全体の約75%を占めてるね
共働き子育て家庭では、時間と判断の負担を減らすタイプの工夫が特に効果を実感されていることが分かります。
一方で、回答数としては少ないものの、家族の協力やキッチンツールの活用、味つけやレシピ探しの工夫など、
それぞれの家庭のスタイルに合わせた工夫も選ばれていました。
調査から見えた「共働き×子育て×夕食づくり」のリアル
ここまで、夕食づくりの頻度や負担感、困りごと、惣菜・外食・宅配サービスの使われ方など、さまざまな角度からデータを見てきました。
最後に、今回のアンケート結果から見えてきたポイントを、あらためて整理しておきます。
1)ほとんどの家庭が「ほぼ毎日手作り」しながら、負担感は高め
- 夕食を自宅で手作りする頻度は、「ほぼ毎日(週5日以上)」が8割と多数派。
- 夕食づくりの負担感スコアは6〜8に回答が集中し、「かなり負担が大きい」と感じている人もいる。
- 主な作り手は母親が約8割で、母親が担う家庭ほど負担感も高くなりやすい。

やっぱり母親の負担は大きいようだね。

夫婦で協力できている家庭は負担感が一気に下がってたね!
2)未就学児がいると、夕食づくりのハードルはさらに上がる
- 未就学児がいる家庭では、夕食づくりの平均負担感がやや高い。
- 特に、負担感スコア8以上の「かなりしんどい」層の割合が高い。
- 困りごとの上位には、「何をどれくらい作るか」の判断そのものが負担になっている。

小さい子どもがいるほど対策をすべきかもしれないね!

時には宅配サービスにお金をかけるのもありかも!
3)惣菜・外食・宅配サービスは「手作りを支えるサブ的な役割」
- 外食・テイクアウトやアプリのデリバリーは、「月に1〜2回」程度の“ときどき利用”が中心。
- 宅配サービスは「月に数回」「忙しい時期だけ」といった利用が多い。

毎日手作りじゃなくても大丈夫ってことだね!

無理せず使えるものは使っていこう!
4)時間・段取り・栄養を「外に預ける」工夫が支持されている
- 「宅配食サービスなどを活用する理由」では、調理時間の短縮・献立を考える負担の軽減・買い物時間の削減など、時間と段取りに関する項目が上位。
- 「一番役に立った夕食づくりの工夫」では、外部サービスの活用・事前準備(作り置き)・献立と買い物の仕組み化が上位3つを占め、全体の約3/4に達した。
- 時間や判断を部分的に外に預けることが、負担軽減につながりやすい。

みんなやっぱり忙しくて時間に追われてるんだ…。

とにかく時短は大切にしないと、生活がまわらないね。
5)夕食の食費は「2万〜5万円」がボリュームゾーン
- 1か月あたりの夕食の食費は、2万〜5万円未満に回答が集中。
- 一方で、5万〜7万円・7万円以上の層も一定数存在し、
手作り比率やサービス利用状況によって、夕食にかけるお金の感覚には幅がある。

「手間」とセットで食費も考えるといいかも。

もちろん栄養もね!
がんばりすぎない夕食づくりで、家族時間に余裕を
最後に、今回の調査結果をふまえて、明日から取り入れやすい考え方のヒントをいくつか整理しておきます。
① 「毎日全部手作りじゃなくてもいい」と決める
調査結果からは、手作りをベースにしつつ、惣菜・外食・宅配サービスなどを組み合わせている家庭もあることがわかりました。

我が家も宅配食サービスに頼ることがあります!

一品あるだけで、めちゃくちゃ助かるんだよね。
ちなみに実際に利用した「つくりおき.jp」のレビューをこちらの記事でまとめているので参考にしてください。
② 工夫は「事前準備」と「仕組み化」から始める
「一番役に立った工夫」の中で多く挙がっていたのが、事前準備(作り置きなど)と献立・買い物の仕組み化でした。
いきなり完璧な作り置き生活を目指す必要はありません。たとえば、
- 週末に1〜2品だけ常備菜を作っておく
- 「月曜は丼もの」「金曜はお鍋」など、曜日ごとのざっくりルールを決める
といった、小さな一歩からでも十分です。
特に子どものご飯は作り置きしておくといいです!
③ 家族でシェアできるところは、少しずつ分け合う
データからは、夕食の主な作り手が一人に集中しているほど、負担感も高くなりやすい傾向が見えていました。
いきなり「完全に半々に分担する」のが難しくても、たとえば
- 盛りつけ・配膳・食器洗いだけ、パートナーや子どもにお願いしてみる
- 1〜2日だけ「パートナーがメイン担当の日」を作る
といったところから、少しずつ「一人で抱えない」方向に寄せていくことはできます。
「夕食づくり=料理そのもの」ではなく、準備から片づけまでを含めたチームプレーと考えてみるのも一つの視点です。
まとめ
今回は共働き子育て150世帯に「夕食」に関するアンケート調査を行いました。

いろんなリアルな意見が聞けて参考になったね!
この他にもふりパパブログでは共働き子育て世帯に役に立つ調査を行なっています。

他の家庭の参考にできることをどんどん取り入れてみてね。







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